DX、推進できてる? 〜マーケティング×セールス×経理の部署横断型システムの真骨頂!理想的なシステムの組み立て方〜
こんにちは、システム組立屋フライクの大瀧です。
企業にはさまざまな役割を持つ部署があります。
みなさまの会社では、部署の壁なくお客さまに関連するあらゆる情報が
一つのシステムに漏れなく一元管理されていますか?
この質問に対し、「やりたいと思っているけどなかなかできない…」
という企業さまもいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、今回のブログではマーケティング×セールス×経理といった異なる役割を持つ
部署・メンバーの情報が一元管理できるシステムをご紹介いたします。
【DX×情熱】企業であるフライクが実現しているシステム全体像をご覧いただき、
全体最適なシステムを今から少しずつ取り組んでみませんか?
フライクは現在30以上のITシステムを使っておりますが、
本日はその中でも下記のツールの活用法をお話いたします。
目次
マーケティング×セールス×経理で同一システムが利用できない3つの理由
まず、マーケティング×セールス×経理がなかなか同一システムとして一元化できない理由を、
以下の3つにまとめてみました。
- 部署ごとに「企業」の定義が異なる
- 管理したい「目的」が異なる
- 部署横断・全社視点×システム思考ができないままシステム導入を実施した
一つ一つ読み解いてみましょう。
部署ごとに「企業」の定義が異なる&管理したい目的が異なる
まず、①と②の理由について。
今回は弊社「株式会社フライク」での各部署の定義を例に見ていきましょう。
マーケティング目線での「お客さま」は以下の大きく分けて5パターンに分類されます。
- 自社のことを認知していない
- 自社商材を認知しているが購入実績が一度もない
- 自社商材を初めて購入
- 自社商材を定期的に購入
- 購入実績が一度あるが、それ以降全く購入履歴がない
マーケティングの役割は、
①⇒②へ、②⇒③、③⇒④へ、⑤⇒④へといった流れがあります。
ですので、マーケティング部は「認知をさせ、自社商材を購入し、
ロイヤルカスタマーまで発展させる」ための情報を管理したい部署ということです。
次に、営業(セールス)目線での「お客さま」は以下2つのパターンです。
- 提案中の企業
- 受注済みで、追加商材を購入見込みのある企業
- 失注済みの企業
つまり、営業部は「自社商材を購入してくる」ための情報を管理したい部署です。
最後に経理目線での「お客さま」は以下3つです。
- 初回取引で、入金回収ができるかどうか不安な企業
- 継続取引で、入金回収が滞りなくできるから安心企業
- 入金回収が遅延する企業
経理部は、売上が入金に変わり、会社に利益を残すための部署です。
このように、同じ企業であっても、役割によって「企業の定義」や「企業情報を管理する目的が異なる」
ということをご理解いただけましたでしょうか?
部署横断・全社視点×システム思考ができないままシステム導入を実施した
システム管理の理想は、お客さま情報を一元化できて、
部署の隔たりなく誰でもお客さまの情報を閲覧できることです。
ですが先述したとおり、各部署ごとにお客さま定義は異なります。
また、それらを統合して管理する仕組みがないため、共通認識を持たないまま部署独自判断、
部分最適でITツール導入。
もしくはExcelやGoogle スプレッドシートに頼っている企業がまだまだ多くを占めています。
大企業ともなれば、情報システム部や経営企画部といった部署横断で全体最適を目指す部署が存在するため、
このような状態には陥らないのかもしれません。
しかし、そのような優秀な人材を1人2人と採用するのは困難です。
仮にもしITに詳しい若手人材を確保できたとしても、
社内の戦力となるまでの教育コストが高く付く可能性もあります。
フライクでは、企業さまのDXを推進するパートナーとして、理想的なシステムの組み立て方を実現しております。
次の章では、弊社が行なっている部署横断型システムの真骨頂「理想的なシステムの組み立て方」
についてお伝えします。
部署横断型システムの真骨頂!理想的なシステムの組み立て方
前章では「マーケティング×セールス×経理で同一システムが利用できない3つの理由」
についてお話しました。
ですが、逆に考えればこれら3つの理由さえ改善できれば、
マーケティング・セールス・経理が必要なすべての情報を、同一システムで閲覧することができます。
それがERP(Enterprise Resources Planning )システムです。
(多くは「基幹系情報システム」のことを指します)
通常のERPは大企業向けで、数千万〜数億といったシステム投資が必要ですが、
今回は中堅中小企業でも実現可能な、ERPと同様の機能を持つシステムをご紹介します。
結論から申し上げると、複数のSaaSシステムを組み合わせ、ERPと同様のシステムを自社オリジナルで作ります。
フライクが利用しているITツールがこちら。
マーケティングが必要とする情報はMA(マーケティング・オートメーション)で管理をしています。
フライクでは、これまでPardotを使っておりましたが、Hubspotに変更し、
より多くの企業さまが利用しやすく定着化しやすいシステムに変更いたしました。
そして、情報をセールス(営業)チームに共有する必要があります。
その情報はHubspotからSalesforceへ連携します。
そうすることで、商談前にはお客さまのウェブ上の動線を把握できます。
この機能はMAツールであるHubspotに搭載されているシステムですが、Salesforceからも閲覧することで、
セールスが有利に商談を進めることができるのです。
そして、受注した情報を今度はセールスから経理に連携する必要があります。
このとき、会計システムに連動をさせます。
フライクでは請求に関する情報をSalesforceで作成し、
それらの情報をMoneyForward請求書へ自動連携をしています。
こうすることで、経理がセールスに情報をいちいち訊くことなく、スムーズに請求書を出すことが可能です。
また、請求書の送付はSalesforceのボタン一つで実施できます。
さらにはメール送信とともに、会計freeeへ連動し「売掛台帳」と「仕訳」を同時に実施することが可能です。
Salesforceをハブとし、それぞれが最も利用頻度の高いシステムに連動します。
このように、使用目的が異なるITシステムを連動させることで、
大企業が利用しているERPシステムと同等のシステムを作ることが可能なのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
全体最適化のシステムを導入するのは、どの企業にとっても非常に難しい課題かと思います。
特に部分最適化されているシステムでは、顧客情報を活用した売上戦略や定着化戦略を実行するのは困難です。
理想的なシステム像は経営に欠かせない「ヒト・モノ・カネ・情報」
そして「時間」「知的財産」を定量かつリアルタイムに把握ができるデジタルツールです。
「大企業のようなERPシステムを導入したい」
「でも自社にはそれらを推進できるメンバーがいない」
「大企業のような何千万〜数億の投資ができない」
とお悩みの企業さまは、一度フライク流ツール組立を試してみてはいかがでしょう?
中堅・中小企業が一年間で投資できるIT投資費用額は限られていますが、
目安としては売上高の3%、500万円は検討していただきたいところです。
システム投資は優秀な人材を一人雇うのと同じくらい重要な意思決定です。
このアプローチ手法を用いて、「描いた未来、一直線。」を目指したい企業さまは、
ぜひ弊社に「60分無料相談」もしくは「お問い合わせ」をお待ちしております。
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